15年目の不倫3
泣くだけ泣いたら次に怒りが湧いてきた。
何も知らずに寝ている主人。
あと数時間後には私だけ先に帰国することになっていた。
ハッキリさせたい。
でも、その前に証拠を残さないと。。。
自分の携帯のカメラを起動させて、主人の携帯を撮ろうとした。
しかし少し手を離した隙に携帯はロックがかかってしまい見ることはできなくなってしまった。
もう起こすしかない。
私は主人を起こした。
寝ぼけながら目を覚ます主人
私は、彼女の名前を口にした。
主人からは
え?
え?
とアホみたいな声しか出てこない。
不倫してるよね?
不倫と言う言葉を出した瞬間また涙が溢れだした。
携帯を持ったまま呆然とする主人。
バレるワケがないと思っていたのだろうか。。。
私は涙が止まらず主人がトイレに行ってしまったコトにも気づかず声を出して泣いていた。
この15年は何だったのだろうか。
いつから裏切られていたのだろうか。
離婚するつもりだったのだろうか。
何で今日知らないといけなかったのだろうか。
あまりにも私には残酷すぎた。
トイレから戻った主人の手には携帯があった。
やられた。
全て消されている。
私は泣きながら彼女のフルネーム、同じ職場内だと考えている事を告げ、何があったのか話してくれない場合は今、この瞬間SNSに全てを曝け出すと脅迫とも言える事を口にしていた。
そのぐらい私は怒りと悲しみがぐちゃぐちゃになっててパニックになっていた。
主人は呆然としながらも話始めた